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2006年07月27日

給食アイコン作成裏話(1)

給食アイコンを作るにあたって、まず難しかったのは「アルマイト食器」の質感でした。
私はいつもMacでアイコンを作っています。使用しているソフトは、アップルが配布している「ResEdit」です。Macをお使いの方なら知っている人が多いと思います。
ResEditではフルカラー(32bit)のアイコンは作ることができません。ですから私の描くアイコンは基本的に固定256色(8bit)のアイコンのみです。たまにどうしてもフルカラーの機能を使いたい時は、ResEditで元絵を描いた後、別のソフトで修正を加えます。
ResEdit+固定の256色でアイコンを作ることが、私のこだわりです。このことについては、別の機会にもっとお話ししてみたいと思います。
さて、この256色は決まった色しか用意されていないので、難しいのは「グラデーション」です。
アルマイト食器は、光の当たっているところとそうでないところで色が違います。フルカラーでグラデーションを実現できれば簡単なのですが、ResEditで作る場合、用意できる色は「光っているところの色」「普通の色」「影になっているところの色」の3色しかないのです。
ま、昔はもっと色が少なかったりしたわけで、このような場合にドット絵の技術というものが使われるわけです。例えば、色と色の間をグラデーションさせたい場合は、2つの色を互い違いに置いて、モザイク模様みたいにすると、原寸大にしたときにグラデーションに見えるといったようなことです。
しかし、最初に作った時は、食器の光から影に移る部分がのっぺりしているというか、アルマイトのつるんとした質感をうまく表現できませんでした。光が左上から射しているので食器の外側は右へいくほど暗くなるはずですが、なんか金属ぽくありません。

これは、光から影に移る色の変化を短くすることでうまくいきました。

金属はつるんとしているので、光も影もはっきりと映し出してしまいます。ですからあいまいな光の部分をあまり多くすると、つるんとしたものとして認識できにくくなるんですね。また、今回は「右へいくほど暗くなる」のは確かですが、右からも何らかの光が射しているとして、その光もきちんと反射させてやると、より金属っぽく見えるのだと気がつきました。
こうしてアルマイト食器の原型ができました。
次は食べ物の盛り付けです。料理類は、作った経験も多かったので、あまり苦労なく作ることができました。ごはんやソフトめんはどちらかといえば難しい方ですが、細か過ぎる分逆に適当に色を置いても大丈夫という面もあって、何とかできました。
しかしここで意外な壁が。それは「パン」でした。
(次回に続きます)

2006年07月22日

給食の思い出(3)牛乳・デザート

「牛乳」のアイコンは、私が飲んでいたものを記憶を頼りに再現したものです。「三角牛乳」も子供の頃、給食以外の場で飲んだことがありますね〜。懐かしいです。この二つはきっと、同時期に存在していたんでしょうね。学校ごとに違うだけで。ちなみに今は、四角い紙パックの牛乳もあると聞いたことがあります。給食時の牛乳瓶のぶつかるあの音は、今はもう聞かれなくなったんでしょうか。
「デザートベース」は、牛乳をまぜて作る、フルーチェみたいなデザートの素です。丸い紙容器とこの「デザートベース」が1人に1セット配られ、牛乳を容器の太い線のところまで入れてまぜると出来上がりです。そのため先に全部牛乳を飲んでしまうとお楽しみがなくなります。このメニューの日は給食がとても楽しみでした。
「冷凍みかん」も大好きでした。給食以外では旅行の時くらいしか食べる機会がなかったので、よけいにおいしかったですね。あと「ムース」ですが、これもなぜか必ず、中心の方が凍っていました(笑)。けどこれがまた、しゃりっとしておいしかったんですよね。
これ以外のデザートはあまり記憶にないのですが、3月3日には「ひなあられ」が出てました。「学校でお菓子が食べられる」みたいな感覚はうれしいものでしたね。

2006年07月13日

給食の思い出(2)おかず

いきなりですが、私は「ソフトめん」を食べたことがありません。
初めてその存在を知った時、かなりうらやましかったですね〜。ミートソースかけて、まるでスパゲティのように食べられていたと聞きました。学校でスパゲティなんていいなぁ、と(笑)。
ソフトめんはなかった我が小学校ですが、麺類のメニューが一つだけありました。
それが「インディアン焼そば」。
細い麺にカレー味、肉やキャベツなどが入っていました。今でいうなら日清の「カレーUFO」がこれに近いかもしれません。
しかしパンと一緒にこれを食べると、炭水化物だらけですね(笑)。
ごはんにかけてカレーライスとして食べる「カレーシチュー」も大好きなメニューでした。福神漬がついてきたんですが、学校給食ということで健康に配慮したのか、当時はほとんど見たことのなかった「赤くない」福神漬でした。漬物嫌いの私にもおいしかったと記憶しています。
「クリーム煮」は、クリームシチューのようなもので、おいしかったです。「食べ物を大事に」という担任の方針で、食べ終わった後の食器の内側をパンでぬぐって、それを食べていました。
汁ものもよく出ていたはずなんですが、なぜか普通のみそ汁などはあまり出なかったような…「かき玉汁」のほかは「けんちん汁」「さつま汁」「豚汁」など、具だくさんのものが多かったですね。栄養いっぱいだったんでしょうね。
今回描いた小さいおかず5種類は、全て私の記憶によるものです。思い出はというとあまりないのですが、「グリーンサラダ」が好きでした。何が好きだったかというと、5mm大のダイスチーズが入っていたからです。アイコンにも実はそのダイスチーズも描かれています。拡大しないと絶対分からないと思いますが(笑)、大好きなので描き入れました。

2006年07月12日

給食の思い出(1)パン

今回描いた5種類のパンのうち、食パンだけは給食に出ませんでした。
揚げパンはグラニュー糖がまぶしてあって、みんなそうでしたが私も大好きでした。私の学校では揚げパンには必ず、揚げパンと同じ大きさのパンがついてきました。揚げパンはコッペパンより小さかったので、その2つのパンを食べてちょうどいいくらいでした。
コッペパン、バターロールは結構ありふれていると思うんですが、うずまきパンは給食でしか見たことがないので、思い出のある人は限られてくるかもしれません。あの形が子供には楽しいんですよね。けっこうボリュームもありました。
パンにつけるものもまた楽しみの一つですよね。マーガリンは、私の小学校ではキューブ状のものでした。パンにぬって食べた後、半分くらい残ってしまうこともあって、「食べ物を残してはいけない」とばかりにそのマーガリンをまるごと食べたりしたものです(笑)。
他には、いちごジャムくらいしか出た記憶がありません。マーマレードとか、ピーナッツクリームとか、いろいろあったみたいですね。ちょっとうらやましいです。

2006年07月11日

なんでブログを?

実は前々から、自作のアイコンにまつわるお話や、私の思ったことを書くスペースががあればと思っていました。
informationに書いてもよかったんですが、ちょっとスペースが狭いので…せっかくだから、この機会にブログを一度立ち上げてみようと思いました。
そして、ブログ開設のきっかけの一つになったのが、先日公開した『給食』アイコンでした。
制作過程や私自身の思い出を、次回から書いてみようと思います。

はじめました。

sahoiconのブログです。
設定がなかなか難しかったですが、ようやく開設にこぎつけました。
これから、いろんなことを思うままに書いていきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。