sahoiconの歩み(3)
こうして、いくつかのアイコンセットを作ってしまったわけですが、自分が気に入って作ったものは、誰かほかに欲しい人がいるなら使ってほしいなと思うもので、「ホームページ」の作成を考えるようになりました。
といっても、高価なホームページ作成ソフトなど、使えるわけでもありません。ちなみに当時使っていたパソコンは、Macintoshの「LC575」というモニタ一体型のマシン、しかも「68k」という、PowerMac以前のCPUを使用していたもので、当時でも完全な「旧型」でした。
このマシンで動くソフトも少なくなっていましたし、対応していても、高機能のソフトであればあるほど、動作が重くなってしまい使いづらいという状況でした。
そこで、インターネットで情報を集めてHTMLタグの知識を仕入れ、テキストエディタに自分で記述することにしたのです。実は、今に至るまで、サイトの作成は全て「手打ち」です。ソフトがあれば使ったのかもしれませんが、単にソフトの使い方を覚えるのが面倒だったのです。この性格は、ドットアイコンを作るのに向いていたのかもしれません。わざわざ使い方を覚えてソフトの機能に絵を描いてもらうよりも、自分の手で一つ一つ打つ方がなんか安心なんです(笑)。
サイトを作るにあたって、こだわったのは「タイトルロゴ」と「壁紙」でした。前回書きましたが、「風と共に去りぬ」にはまっていた影響で、気に入った赤いバラの壁紙を使いました。その上に大きな白い斜体のタイトルロゴ。今とは全く違う雰囲気でした。
2000年3月25日、『Saho's IconRoom』はオープンしました。