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NHK「みんなのうた」

年が明けてもう1週間がたっちゃったわけですが、大晦日にNHK-FMと衛生第2で放送されていた「みんなのうた」特集を聴いていた方はいますか?
私は大掃除のかたわら聴いていました。放送当日までは「なんでこの忙しいときに?」と思ってましたが、当日は面倒な掃除も楽しくできてしまいました。ありがたかったです。
「みんなのうた」ですが、私は小学校の給食の時間に毎日聴いていました。で、自分も好きな曲をかけたいばかりに、後に放送部に入ってしまったのでした。その時放送部にあった音源はレコードばかりで(CDもCDプレーヤーもありませんでした)、しかも(後にわかったのですが)70年代放送のものばかりだったので、80年代の小学生の私ですが70年代の歌に愛着があります。その後「みんなのうた」にはまってしまい、80年代半ば頃の歌はよく覚えています。
3月が来て放送部を去る前に、私はこっそりとお気に入りの歌だけをカセットテープに録音して持ち出していました。今では私にとって貴重な音源です。その中から特に好きなものをあげてみると……

●ひとつおぼえの(1970年)
 哀愁のあるピアノから始まったかと思ったら、突然軽快なメロディーで 家族の様子が歌われ、また哀愁のピアノで終わるという変わった曲です。大人になってから聴くと、家族それぞれの「ひとつおぼえの」ものを通じて、人生を語っているのがわかり、忘れられない曲になりました。

●矢車草(1974年)
初夏の高原を吹き抜ける風のような、ストリングスとフルートの叙情的な曲です。歌は芹洋子さん。
 ♪まわれよまわれ 矢車草 まぶしく光る風のせて
  遠のく馬車を追うように 海の響きもかけぬける
詞も曲も、心が洗われるような清々しさです。5月になると必ずこの曲が聴きたくなります。

●キャッツ・アイ・ラブ(1978年)
この歌は、給食の時間本当によくかかっていました。たぶん放送部員も好きだったのでしょう。私も大好きでした。この歌をかけたいがために放送部に入ったといっても過言ではありません。
シュールで、おしゃれで、ロマンチックな歌です。「あこがれのホットミルク」という歌詞の意味不明さ。人間の男性と猫の恋。これをキャロライン洋子さんと(レコードでは)山田康雄さんが歌っています。私にとって山田康雄さんは「ルパンの人」だけでなく「キャッツ・アイ・ラブの人」でもあります。
 ♪不思議な瞳 僕の心をとりこにした
  おまえが風か 
  はにかむしっぽ 銀の爪 瞳の奥に遠い国
  海色の猫 恋の中
この歌を聴いた時のときめきは、今でも私の中でまったく色あせることがありません。今はDVDに収録されているので、未聴の方にはぜひ一度聴いてほしいです。

上に挙げた歌は今でも聴くと涙腺を刺激される歌です。ほかにも「カンタカナリート」「シング」「道」などなど、好きな歌はたくさんあります。NHKはこういう昔の歌を映像つきでもっと放送すべきだ、と思うんですがねぇ。見たい人がたくさんいると思うんですが。

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