Heart of Power Stone
新作『Heart of Power Stone』は、初めてWindowsVista対応を前提に作ったアイコンセットです。
Vistaのアイコン表示の最大サイズが256*256ピクセルだと知ったときは、「MacOSXの倍やん!」と驚きましたが、自分もVistaの環境を得たことをきっかけに、作ってみようかと思い立ちました。
パワーストーンは、前からOSX・XPアイコンとして作ろうと思っていたネタの一つでした。最大サイズにしてもきれいに見えるように、石の模様には気を配りました。自分で特に気に入っているのは「ラピスラズリ」です。ちなみに、作り始めてからMacOS10.5(Leopard)のアイコン表示の最大サイズが512*512だと知り、「また倍や!!」と思ったのですが、せっかくなのでVista向けに作った256*256の画像をMacOS10.5の最大サイズ表示のときに表示されるように、データとして入れておきました。MacOS10.5をお使いの方で、このアイコンセットをダウンロードされた方、よろしければどのように表示されているか教えていただけないでしょうか。私のOSは10.4で、10.5へのアップグレードは不可能なマシンのため、確認することができないのです。長年使ってきた「iMac DV+ Sage」というパソコンですが、ついに最新OSを使うことができなくなりました・・・(ToT)
今回のパワーストーンのアイコンですが、これは自分で石の模様を作ったうえで、ハートの立体型になるように形や陰影を調整して作ったものですが、出来上がってみると(自分で言うのもなんですが)本物らしく見えます。私は自分でもパワーストーンが好きで、時々見つめてはその石に見入ってしまうのですが、このアイコンもじっと見ていると、本物の石を見るときのように、その色や模様に見入ってしまえそうな気がしています。
私は、アイコンを作ることの一番の喜びは、こういうところにあると思っています。本物の石を作ることはできなくても、アイコンという形で「本物」を作ってしまえるということです。今回のパワーストーンはアイコンにしなくても実在しているものですが、例えば「熱々ピザで作ったフォルダ」とか、実際には絶対に存在しないものでも、リアルなアイコンとして描いてデスクトップに置けば、本当にあるもののように思えてくる・・・それは、デスクトップの上ではアイコンが「もの」として扱われているからじゃないかと思うんですが、そういう力がアイコンにはあると思うんです。ただの「小さい絵」だけではなく、アイコンとして存在することで、「もの」として存在する力を持つような気がしています。
ですから私は、ありえない「食べ物フォルダ」などを描くのが好きです。また、テーマに沿ってアイコンを作り、一つの世界を作るのも好きです。(例・・・東京1930、縁日へ行こう!など)
今回のパワーストーンは、偶然ですがバレンタインの季節に公開となりました。デスクトップに好きな石を置いて、恋の願掛け・・・なんていかがでしょうか。