花のように終わった
今日は私個人のつぶやきです。
私が最も好きな歌のひとつに『日本の幸福』という歌があります。
♪きょうの空 覚えていたい
きょうの風 覚えていたい
この蒼さが この薫りが
私の幸福の何よりものしるし
もしも明日 雨が降っても
ほほえみ忘れないように
想い出したい 空なの
想い出したい 風なの
旋律をご紹介できないのが残念ですが、
私は、この詩の世界を信じることのできる美しい心がなければ、こんなに美しい旋律は導き出せないと思っています。
♪いつもいつも そのこころを
あなたが おもいだすように
憶えてほしい 空なの
憶えてほしい 風なの
だめじゃないですか。その空へ行ってしまっては。
これから先、この歌を歌うその先には、あなたがいるということになってしまうではないですか。
いつもいつも、思い出してしまうではないですか。
あなたが生んだ多くの曲の持つ不変の輝きは、あなたの心を救いはしなかったのですか。あなたが逝ってしまうことを、止められなかったのですか。
今は、ほかに何の言葉もうかびません。
悼む言葉も、感謝する言葉も。
お別れなんて、できません。