初のビッグサイズ対応ドットアイコン『Bakery』
WindowsでもMacでもそうですが、今の多くのパソコンでは、アイコンは自由な大きさに変えることができます。その前は、32×32ピクセルや16×16ピクセルなど、決まった大きさでしか表示することができませんでした。
32×32の大きさでドットアイコンを作っても、それを35×35、47×47などと好きな大きさで表示すると、ドットはぼやけてしまい、作者の意図した「ドットのつぶつぶ感を含む美しさ」が損なわれてしまうので、この可変型アイコンの流れとドットアイコンは相容れないのだと私はずっと思ってきました。
それが、ある時自分もアイコンの大きさを調節していて思ったのです。
「48×48のサイズは自分もいつも使っているけど、それ以上の大きさにすることなんて今までどれだけあった?」
つまり、48×48のサイズでドットアイコンを作ればいいのではないか、と。
その場合、48×48以上の表示をどうするか考えましたが、これは32×32のアイコンをそのまま拡大したものを表示させることにしました。私の個人的な考えですが、48×48以上の大きさでは、ドットアイコンを作る意味があまりないように思ったからです。だったら、むしろドット感そのものを拡大して見てもらった方が、つぶつぶ感が楽しめるのではないかと思いました。
というわけで、48×48よりも大きいサイズで表示した場合は、32×32サイズを拡大したものが表示されるようにしてあります。Windowsでは256×256まで、Macでは512×512まで大きくすることができます。
最新のOSに対応するべく作りましたが、表示に問題のある場合はご一報いただけるとありがたいです。また、ドットアイコンですので古いOSでも楽しめます。未だにMacOS9を使っている私が、OS9ユーザーのことを忘れることはございません(今どのくらいいらっしゃるのかわかりませんが…)。
これからも、ドットアイコンを楽しみたい。そういう方に使っていただけるとうれしいです。