《ドット絵壁紙》北浜レトロビルヂング **初のドット絵待受公開!**
1年2ヶ月ぶりの、ドット絵による近代建築壁紙ができました。
当初は携帯待受画像だけのつもりでいたのですが、PC壁紙にもできそうだったので方針転換しました。
大阪の古くからのビジネス街・北浜。
京阪電車の北浜駅で降りて、難波橋のたもとから少し歩けば、高いビルの間にあるこじんまりした建物に出会います。
現在は英国式ティールームとして人気のお店「北浜レトロ」です。
建てられたのは1912年。証券会社の商館として建てられたそうですが、今のお店を知っていると、こんなかわいい建物がビジネス用だったのか!と思います。
私が描いたこの建物は、今の姿と少し違っています。
基本的に、近代建築の絵として建てられた当初の姿に近いものを描きたいので、今の建物の外壁にはイギリスの国旗やティーポットの模型が飾られていますが、それは今回描いていません。ただし、建てられた当初の写真を見たこともないので、ドアの上の方にある紋章のレリーフは描いてしまいました。あれも本当はなかったんだろうと後で思いましたが、あれがあると建物がかっこ良く見える気がしてそのままにしています(^^;)。
また、ドアは現在はガラス張りで中が見えるようになっていますが、今回はティールームに改装する以前の写真を参考に、ガラスのないドアを描きました。
当然、建物の両脇には本当は高いビルがあるのですが、それも描いていません。かわいいこのビルだけをフィーチャーしております。(なお数年前までは、向かって左側にも煉瓦造りの近代建築が並んでいました。)
建物の背景には、白のチェックに型板ガラス風のグラデーションを施しました。これは、建物の向こう側にある大川の水の色と中之島の緑の色をイメージしています。
また、外側のステンドグラス風の装飾には、建物の内装(窓枠など)の青緑色を使いました。バラの装飾は、中之島に広大なバラ園があることによるものです。
2階の北側の窓際に座ると、これらの風景を眼下に楽しむことができます***(^^)***。
今回のドット絵は、レンガの枚数を数える所から始まりました。
様々なパーツが、レンガの枚数や位置と関係しているので、これを無視して適当なイメージで描くと、最後に見た時全体のバランスが狂っていたりするのです。
特に難しかったのが、ドアのすぐ上の飾り窓です。ここにもバラの花がありますね。
決められた幅におさめつつ、飾り窓を再現するのが難しく、何度もやり直しました。
大阪へ来られることがありましたら、ぜひ中之島の風景と、「北浜レトロ」をごらんになってみてくださいね。
ミックスベリーの大きなケーキがおいしくておすすめです***(^^)***。